フリーエンジニアの生産性向上の必要性

会社員のエンジニアで働いている場合は、自分の仕事の許容量を知っていることは重要です。
その許容範囲を超える量の仕事になりそうな場合は、上司に相談するなどして会社全体として対処をする必要があり、人員の増強や仕事の配分変更等を行って最適になるように調整することになるでしょう。
そういったマネジメントが上手くできる体制を整えている会社が顧客からの信頼を得ることになり、会社の業績が上がっていくことに繋がるでしょう。

しかし、フリーエンジニアとして独立した場合は、自分の能力を超えた仕事を請け負うことは基本的にはできません。そのため、自分の収入はその許容量という制約を受けることになりますので、これは個人として仕事をする場合のデメリットの一つといえるかもしれません。
その許容量を広げるためには、自分自身の生産性を上げる必要があります。作業スピードを上げることは、作業精度が落ちるリスクを抱えるため難しい面がありますが、仕事の手順や組み合わせを変更することによって、自分の許容量を変えずに多くの仕事を請け負うことができるようになる可能性があります。
仕事の手順を工夫することは、生産性向上の有効な対策になりえるのです。

フリーで働く場合には、ベースとなる許容量を上げる努力も必要ですが、仕事の進め方で請け負うことができる仕事の量が変わるということを十分理解して、その能力を磨くことでデメリットを軽減する努力も必要でしょう。